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足根骨症候群

2024.04.19 | Category: 気になる症状

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足根骨症候群

足根管症候群とは、足根管内になにか原因があって足の裏に痺れの症状がでるという病気の総称です。
足底〜趾先を支配する神経は「足根管」と呼ばれる内果(うちくるぶし)の下のトンネルを通ります。
足根管は内側には足の骨、外側には強固な靭帯組織で囲まれており、ここに炎症や腫瘍などが発生すると、腫れた圧力の逃げ道がなく神経が圧迫をうけてしまうことで、痺れや痛みを引き起こします。

足根骨症候群の原因

原因は足根管内のガングリオンや腫瘍、扁平足による神経の圧迫などが多いのですが、足首の捻挫や骨折などの外傷が原因で生じることもあります。
足首の内側、いわゆる「内くるぶし」のかかと側にある神経・血管のとおり道「足根管」が何らかの原因で狭くなり後脛骨神経が締め付けされることにより発症します。
きつい靴などを履くことによる外部からの圧迫のこともあります。

足根骨症候群の症状

かかと以外の足の裏から足の指にかけて、しびれて痛くなりますが、足の甲や足首より上の方にしびれがでることはありません。
足をつくと、ものがついているような感じや、砂利の上を歩いている感じなどを感じることがあります(異物付着感)。
また、約半数に冷えを伴うことがあります。
腰の病気や糖尿病による足のしびれに隠れていることがあります。MRIやレントゲンなどの検査ではみつけることができず、神経に電気をながす検査でも異常を検知できないことがあります。

足根骨症候群の治療

①鍼灸治療

辛い痛みの緩和には、鍼灸が効果的です。血流が悪くなり、筋肉が硬直することで引き起った足根管症候群に鍼や灸でアプローチします。鍼施術は、手技では届かない深部の組織に直接届き血流を良くし、筋肉の硬直を改善します。
灸施術は、足根管症候群に適したツボを熱で刺激し、自然治癒力や免疫力を高めます。
血液循環が良好になることで、痛みも和らぎ痛みが改善されます。

②ハイボルテージ

ハイボルテージとは、昨今プロスポーツ選手やオリンピック選手が使用し注目されている特殊な電気機器です。
深層部にある組織にまで到達させ、消炎・鎮痛を行いながら軽減させる画期的な治療法です。
その他、血行を促進し、可動域の解消へと導きます。

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自律神経失調症とは

2024.04.19 | Category: 気になる症状

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自律神経失調症とは

ストレスなどが原因で、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れて出る様々な症状を言います。
自律神経は、間脳の視床下部というところにあり、交感神経と副交感神経という二つの神経からなっています。
交感神経は、活動する神経といわれ、身体の働きを活発にします。副交感神経は休む神経といわれ、身体を休めます。
交感神経と副交感神経の働きがバランスを保って、自律神経として体内の環境を整えているのです。
不規則な生活習慣や過度のストレスなどにより、このバランスが乱れてしまうと、身体や心に様々な不調・症状が現れます。
この状態を自律神経失調症といいます。

自律神経失調症原因

自律神経失調症は自律神経に関連するあらゆる機能が乱れることで発症します。
一旦ストレスやホルモンバランスの乱れによって片方の神経が過剰に興奮して優位な状態が不均衡に継続されると、多彩な症状が出現するようになります。
その直接的な原因として、不規則な生活によって自律神経が興奮し続けたり、更年期に伴うホルモンの乱れなどが典型例として考えられます。
このように不規則な生活に伴う過剰ストレスによる刺激、更年期障害などホルモンの乱れなどが本疾患を発症させる原因になります。

① 不規則な生活を送っている人

乱れた生活習慣とは、日常的な活動周期が一定でなく不安定であることを意味しています。
慢性的な寝不足、あるいは不規則な生活や偏った食事などが生体リズムを狂わせてしまい、自律神経の乱れに繋がると考えられます。

  • 幼少期からの不規則な生活習慣で夜更かしを継続する
  • 夜勤の頻度が多い職業である
  • ジャンクフードを多く摂取して偏りのある栄養素のみ取り入れる不適切な食生活

② ストレスを感じやすい人

一般的なストレス以上の負荷が精神的に掛かっている状態では、自律神経失調症に罹患しやすいと指摘されています。
また、周囲の人間関係に伴うストレスにより、交感神経と副交感神経のバランスを崩してしまうケースも想定されます。

③ 更年期でホルモンバランスが乱れやすい人

自律神経失調症は、一般的に男性よりも女性の方が罹患率を高く認めると認識されており、その背景として女性ホルモンの影響によって自律神経失調症を発症する恐れが懸念されています。
男性ホルモンと女性ホルモンは、ホルモンバランスの安定性という観点で相違点があります。
男性ホルモンは思春期に分泌が高まって、それ以後は初老期まで安定する傾向があります。
一方、女性ホルモンは思春期の初潮、毎月の周期的な月経習慣、妊娠・出産、更年期から閉経に至るまで一生のうちに変化を繰り返して複雑な系統を呈しています。
したがって、女性ホルモンの特性から女性の方が男性よりもホルモンバランスが乱れやすく自律神経失調症を発症するリスクが高くなると想定されます。さらに、女性は更年期に伴う自律神経失調症の発症が注目されています。
女性ホルモンは、一般的に脳の視床下部から脳下垂体を通じて卵巣で分泌されることが知られています。
視床下部には、女性ホルモンの分泌のほかに自律神経をコントロールする役割も有しています。
更年期には、女性ホルモンが激減してホルモンバランスの不調を来して視床下部に影響を及ぼすことによって自律神経が乱れることも疑われています。
更年期障害では女性ホルモンの分泌がそれまでと比べて減少するため、自律神経の乱れに容易につながる結果、顔面のほてりや頭痛などの不調症状を自覚することも経験されます。

自律神経失調症の症状

  • 眠れない
  • 疲労が取れにくい
  • 頭痛やめまい
  • 息苦しさ
  • 便秘及び下痢などの便通異常症状
  • 情緒不安定や不安感など精神的な不調症状

自律神経は全身の器官をコントロールしているため、そのバランスが何かしらの原因で自律神経は全身の器官をコントロールしているため、バランスが崩れることで非常に多彩な症状があらわれます。人によって症状は異なり、良くなったり悪くなったりを繰り返すこともあります。
身体症状だけでなく、不安、抑うつなどの精神症状を伴うこともあります。

全身にあらわれるさまざまな症状

  1. しびれ・息切れ・動悸
  2. めまい・頭重・頭痛・立ちくらみ・のぼせ
  3. 下痢・便秘・冷え
  4. 食欲不振・胃痛・悪心・眠れない・寝汗
  5. 倦怠感・疲労感・熱っぽい
  6. 情緒不安定・不安・抑うつ

自律神経失調症の治療

主に鍼灸治療をメインで行います。
背骨の関節や背骨の際の筋肉の硬さは、自律神経系の働きを妨げてしまうことがあります。
しかし、背骨の際の筋肉は体表からの刺激だけでは硬さが取り切れないことがほとんどです。
鍼灸治療では、深部の筋肉も優しい刺激で効率的に緩めることができます。
「挟脊(きょうせき)」というツボは、背骨の際にある多裂筋という筋肉を緩めるのに有効です。
自律神経系の働きを高めるためには、脳の働きを正常化することが必要です。
顔面や頭部、手先や足先といった身体の末端は特に脳との繋がりが深い部分です。
これらの部位への鍼灸による刺激は、脳を癒し、その機能を正常化することができます。
鍼灸治療は、脳や自律神経系などの神経系の働きを整え、その機能を高めることにおいて非常に有効な手段です。
原因が分からない不快な症状に悩まされている方には、鍼灸治療を是非お勧めします。
日々の疲労やストレスが溜まってしまうと、自律神経がうまく働きづらくなり、交感神経が優位になることで身体が興奮状態に陥ってしまいます。
この乱れた自律神経を整えてくれるものが鍼やお灸です。
経穴(いわゆるツボ)に刺激を加えることで反射が起こります。この反射や自己治癒力が高まることで交感神経の高ぶりが抑えられリラックスした状態に戻すことができます。
また血流改善や脳内ホルモンの分泌が起こり各臓器の働きが調節される効果もあります。

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足底腱膜炎とは(足裏の痛み)

2024.04.17 | Category: 気になる症状

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足底腱膜炎とは(足裏の痛み)

足底腱膜炎とも呼ばれる疾患で、足裏のかかとから足指の付け根をつなぐ線維(足底腱膜)が炎症を起こして、痛みが生じます。
マラソンやハイキング・長時間の立ち仕事によって土踏まずに負担がかかることで、足底腱膜が炎症を起こします。
足底腱膜は、土踏まずを支える大切な役割をしていて、足への衝撃を緩和させるクッションの働きもしています。
足底腱膜に過剰な負荷とストレスが加わることで、クッション機能が低下し、足底腱膜と骨の付着部分が炎症します。
足底腱膜が硬くなることで伸縮しにくくなってしまい、筋肉が傷つき(細微断裂)や組織が変性してしまいます。これによって、足底腱膜炎は、腱付着部障害(エンテソパチー)と呼ばれています。
何度も腱膜がくっ付いている部分が引っ張られ、力学的ストレスを受けることで腱付着部に傷が生じ、その発生と修復バランスが崩れることで症状が引き起ります。
これらのオーバーユースとなっている原因を見極め、改善することで再発を防ぐことが大切です。
足の裏に過剰な負担がかかる動作として、マラソン・ジョギング・ハイキングなどのスポーツや長時間の立ち仕事などが挙げられます。
スポーツをしない方でも、中高年によく見られる疾患です。

足底腱膜炎の痛みの原因

① 疲労の蓄積や、加齢

長時間立ち仕事などによる疲労や加齢によっても足底腱膜が固まり、クッション機能が低下することで、足底腱膜炎になる場合があります。
「歩き続けている」「太っている」からなりやすいとは限りません。

② ふくらはぎやアキレス腱が硬い人

ふくらはぎやアキレス腱が硬いと引き上げる力が弱くなる為、足の踏み返しを足底腱膜で負担しやすくなります。

③ 強い衝撃を足に、繰り返し与えているスポーツなどをしている

繰り返し衝撃を足裏に与えることで、足底筋膜や筋肉は固くなります。
足裏の筋肉に、毎日適切なケアを行わず繰り返し衝撃を与えると、筋肉は固くなり足底腱膜炎になることがあります
また、アスファルトなど地面が硬い道は、地面からの衝撃もより強く返ってくるため負担が強くなります。

④ 足のアーチの高さが崩れている人

足のアーチが高すぎる人、低い人(偏平足)は不均等なストレスが足の裏にかかりやすい為、足底腱膜に負担がかかりやすくなります。
足裏に胼胝(タコ)が出来ている人はアーチが崩れている人が多い為、注意が必要です。

⑤ 新しく靴に替えた

かかとが固定されない靴、靴底が薄すぎる靴、クッション性がない靴などは、足底腱膜に負担がかかりやすいです。
特に靴のサイズが合ってない場合、歩いている時に靴の中で足が前後に動いてしまい、これも足底腱膜に負担がかかりやすい原因になります。
靴の中で足が動かないことにで足底筋膜に負荷をかけずに歩くことができます。

足底腱膜炎の痛みの症状

  • 歩いていると踵やその周りが痛い
  • 足の裏が突っ張っている感じがする
  • 足の裏を押すと痛い
  • 朝が一番痛いが、動き出すと徐々に軽減してくる
  • 運動した後に痛みが出る
  • 運動した翌日が痛い
  • 階段・つま先立ちなどの時が痛い
  • 夕方になると痛みが増す

足底腱膜炎の症状には個人差があり、急に強い痛みに襲われたり、だんだんと痛みが増してきたりする場合があります。歩く動作は日常生活において欠かすことのできない動作です。
発症後も、歩くことは避けられない為、患部の負担軽減が非常に難しく、治療が困難とされています。
長いケースでは、1年以上症状が続く場合があります。

足底腱膜炎の痛みの治療

鍼灸治療

痛みを和らげることを主体に、足底部分に細い鍼や患部に灸をすることで血流を良くします。
痛みを軽減させるため、また足底やふくらはぎの筋肉硬化を防ぐため、足全体の血流循環を改善するための鍼灸治療を行います。

手技療法

足底やふくらはぎには細かい小さな筋肉がたくさん着いていますので、これをひとつずつほぐしていきます。
また、手技では届かない深部の組織には超音波治療が非常に有効です。

ハイボルテージ治療

ハイボルテージでは、捻挫、打撲といった急性外傷(ケガ)での鎮痛効果も期待できます。
急性期でも使用可能です。
鎮痛効果に加えて、患部への刺激による血流の促進で「浮腫の軽減」「治癒力の向上」の効果も期待できます。

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