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便秘とは
一般に、便が出ない状態のことを「便秘」と言います。
でも、「便が出ない」と言っても、人によって程度はさまざまですよね。「1週間、便が出ていないけれど、それほど苦しくない」という人もいれば、「1日出ないだけでお腹が張って苦しい」という人もいるでしょう。
便秘とは「3日以上排便がない状態」とされています。
便秘は「機能性」と「器質性」の2種類に分けられます。
便秘の原因
① 水分不足
大腸はドロドロの食べかすから水分を吸収して便をつくります。水分が十分に摂れていれば、適度に水分を含んだ腸内を移動しやすい硬さの便の形成につながります。
水分で便のかさも増すので、腸壁を刺激してぜん動運動も活発に。ところが水分不足だと、不足した水分を便から吸収することになるため、便が硬くなってしまい、便が腸内をスムーズに移動しにくくなってしまうのです。
② 食生活の乱れ
便の材料は食べたものなので、食生活の乱れは便にそのまま反映されます。
たとえば、ダイエットで少ししか食べないと、しっかりした大きさの便が形成されず便意が起きにくくなります。
また、外食が多いと野菜不足になり、便の形成に必要な食物繊維が足らず便秘を助長することに。
1日3食、規則正しく食べることは腸に刺激を与え、排便の習慣にもつながるので大切なことです。
③ ストレス
普段はお通じがあるのに、旅行に行くと便秘になる。これはストレスによる自律神経の乱れから起こる便秘といわれています。
旅先の慣れない環境に身体が緊張し、腸の働きが抑えられてしまった可能性があります。
そもそも自律神経にはアクティブモードの交感神経とリラックスモードの副交感神経があり、腸の運動に深く関わっています。腸はリラックスしているときに活発に動き、逆にアクティブになると、腸の動きは低下してしまいます。
④ 運動不足
例えば、デスクワークなどで長時間同じ姿勢だと筋肉が緊張し、血流が滞って肩こりなどが起こります。
同じように、腸も運動不足だと硬くなって動きが鈍ってしまうことに。
身体を動かすことで、腸も伸縮したり揺さぶられたり刺激を受けて、便を先へと送り出すぜん動運動の活性化につながります。
また、排便でいきむときには、腹筋が大きく関わっています。
運動不足で腹筋が衰えると、便を押し出す力が弱くなるので便秘の原因に。
高齢者に便秘が多いのは、加齢で腸の機能が衰えるうえに、腹筋が衰えていきむ力が弱まってしまうことも原因の一つといわれています。
⑤ ホルモンの影響
女性が生理前に便秘になりやすいと感じるのは、月経前に分泌される黄体ホルモンが影響しています。
黄体ホルモンには、大腸のぜん動運動を抑制し、便の水分を吸収する作用があります。
生理前はこの黄体ホルモンの分泌が盛んになるので、大腸の動きが悪くなり、便も硬くなって、便秘になりやすくなってしまうと考えられています。
⑥ 腸内環境の悪化
腸内細菌は、身体によい働きをする善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌など)、悪さをする悪玉菌、優位な方に加勢する日和見菌(ひよりみきん)に分けられ、理想的なバランスは善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7です。
健やかな腸は、善玉菌が優位の状態で腸もよく働きます。
ところが、偏食やストレスなどで悪玉菌が増えると、日和見菌が悪玉菌に味方して腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。
便秘になると肌にも影響が
便秘に伴う悩みで、女性に多いのが肌のトラブルです。健やかな肌であれば、一定のサイクルで肌の代謝(ターンオーバー)が行われて新しく生まれ変わります。
ところが便秘で腸内環境が悪化すると、老廃物などの有害物質が血液に吸収されて全身へ。
肌はその有害物質を汗や皮脂と一緒に排出することに追われ、本来の役割である代謝機能が低下してしまいます。
このターンオーバーの乱れにより肌のバリア機能が低下し、肌あれにつながるといわれています。
便秘の症状
排便に時間がかかる
便意はあるのに、なかなか出ない。便を押し出す力が足りない。
排便時の痛み
硬い便をいきんで出そうとして肛門の粘膜が裂けて痛みに。
残便感
排便をしても、スッキリせずまだ残っているような不快感。
膨満感
お腹が張って苦しい。ガスが溜まっているようでおならがよく出る。
便が硬い
水分不足で便が硬くなり、出しにくい。出てもコロコロした便。
便秘の治療
当院では便秘に対して主に鍼灸治療を行います。
鍼刺激は腸管運動を促進あるいは抑制することが分かっており、弛緩性便秘における蠕動の抑制や痙攣性便秘における蠕動のリズムの不調和などを調整すると考えられています。
さらに自律神経を整える施術を行います。自律神経が整うことにより内臓の働きも良くなり、便秘解消に繋がります。
関連する傷病
便秘でお悩みの方は前橋市若宮町のアイメディカル鍼灸整骨院にお問い合わせください。
【前橋市アイメディカル鍼灸整骨院】
〒371-0032
群馬県前橋市若宮町4-5-5
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●日曜日・祝祭日
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☎ 027-212-2299
✉ i_medical1115@yahoo.co.jp
野球肘とは
野球肘は、オーバーユース(使いすぎ)によって肘にストレスがかかり続けることによって痛みが出てきます。
特に成長期に野球の投球動作を繰り返すことで起こりやすいと言われています。
投球動作により肘に痛みが出現し、無理して投げていると投げられなくなります。
酷い場合は、軟骨が剥がれ肘関節の間にひっかかり肘の屈伸運動の邪魔をします。
酷くなる前に、一度当院までご相談ください。
野球肘の原因
野球肘の原因は、スポーツでの投球動作繰り返しによる肘のオーバーユースです。
速い球や変化球を投げるなどの投球動作自体が肘に強い負荷をかけます。
さらに練習や試合では、肘に強い負担のかかる投球動作の繰り返しが必要となります。
肘の負担は1回の投球動作による負担×投球数となります。日々の練習や試合で、肘への負担による疲労が解消されることなく蓄積し続けると、骨や靭帯を破損してケガや故障がおこります。
野球肘には外側・内側でタイプが異なります。
・外側野球肘では、肘の外側の骨同士がぶつかり続けて損傷し、脆い軟骨が腱に引っ張られ続けることで剥がれやすくなります。
・内側野球肘の方が成長期に多くみられ、腱・靭帯・脆い成長軟骨が損傷しやすくなります。
なお、成長が終わっている高校球児では、骨よりも靭帯の損傷が多くみられます。
野球肘の症状
野球肘の主な症状は、ボールを投げる時や投げた後に肘が痛くなることです。
1球で痛みが出て投げられなくなるものや、徐々に痛みが出て痛みが慢性化するものがあります。
多くは日常動作で痛みを感じることはありませんが、症状がひどくなると日常生活での肘の曲げ
伸ばしで痛みを感じたり、肘が急に動かせなくなることもあります。
また、頻度は低いですが、手の小指側(尺側)にしびれや力の入りにくさが起こることもあります。
その結果、全力でボールを投げられなくなったり、遠くまでボールを投げられなくなることもあります。
野球肘の治療
①手技
野球肘に関連している筋肉を和らげることで肘にかかる負担を軽減していきます。
②鍼灸治療
痛みを和らげることを主体に、ツボや筋肉や関節部に細い鍼や患部に灸をすることで血流を良くします。痛みを軽減させるため、また肘周りの筋肉硬化を防ぐため、足全体の血流循環を改善するための鍼灸治療を行います。
③ハイボルテージ治療
オリンピック選手も使用する電気治療器の「ハイボルト療法」を使用し、消炎・鎮痛を図ります。ハイボルテージでは、捻挫、打撲といった急性外傷(ケガ)での鎮痛効果も期待できます。鎮痛効果に加えて、患部への刺激による血流の促進で「治癒力の向上」の効果も期待できます。
④運動療法・猫背矯正
痛みがある周辺の関節が固まってしまっていることが多いためストレッチをして筋肉の柔軟性を確保します。
痛みの緩和と、関節の可動域を広げる事を目的とします。投球は全身運動のため、骨盤の回旋や肩甲骨の動きを確認し、根本的アプローチとして負担のかからない姿勢に矯正を行います。特に成長期の子どもは「猫背」が多く、腕・肘・肩・肩甲骨が正常な状態からかけ離れてしまっているため、一連の投球動作に制限がかかってしまうので、理想的な状態にするため「猫背矯正」を行います。
関連する傷病
- スポーツ障害
- 膝の痛み
- 靭帯損傷
- 半月板損傷
- 捻挫
- 野球肩
- テニス肘
- 腱鞘炎
- 股関節の痛み
- 突き指
- 背中の痛み
- 腰痛
- 肩こり
- 肉離れ
- シンスプリント
- アキレス腱炎
- 足底腱膜炎
- オスグッド
- ジャンパー膝
- ランナー膝
- 成長痛
- 鵞足炎
- ハイボルテージ治療
- 鍼灸治療
- 骨盤矯正
- スポーツ整体
野球肘でお悩みの方は前橋市若宮町のアイメディカル鍼灸整骨院にお問い合わせください。
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肘内障
俗に「腕(うでが外れた」、とか「肘(ひじ)が抜けた」と呼ばれる状態です。
少しでも動かすと、激しい痛みに襲われます。
1歳から3歳ころの子供に多く、肘内障になると突然に泣き出し、痛い方の腕を使おうとしなくなりな、触れられるのも嫌がります。
状況をうまく親に伝えられない年齢に多く発症しますが、肘内障は、「癖(くせ)」になりやすく、早め早めの治療をすることが大切です。
肘内障の原因
腕を引っ張られた
1歳未満では約1/4が、1歳以上では約1/2が肘を引っ張ったことで肘内障が引き起こされています。
腕とは前腕のことを指します。手を引っ張ることでも同じことが起きます。
転んで手をつく
手をついたと表現しましたが、お子さんが小さいとどう転んだか言えない場合も多いです。
ただ、何らかのことが起こり、肘の骨と骨の間に靭帯や筋肉がはさまってしまうようです。
寝返り(1歳未満に多い)
これは1歳未満、特に6ヶ月前後の乳児に多い原因です。
6ヶ月頃はちょうど寝返りができるようになる頃で、自力で起き上がろうとし、そのまま転がってしまったりします。
寝返りする時に肘を伸ばしたまま腕が体の下にはいりこんでしまうことがあり、これが腕をひっぱるのと同じ状況を引き起こします。
腕を引っ張られたというエピソードは、1歳以上では約半分を占め、最多の原因です。
しかしながら、文献的には約1/4のお子さんで原因がはっきりしないとされています。
実際に話を聞くと、「目を離した時に子供が突然泣いていたが、もしかしたら転んだのかもしれない。」
「いきなり泣いたので見に行くと、ソファの横で転んでいた」などという場合が多いです。
肘内障の症状
肘内障を起こすと関節に痛みを伴うため、泣き出す子どもが多いです。
また肘内障を起こすと腕が動かせなくなるので、片腕がだらんと下がった状態になります。
肘をやや曲げた状態でお腹の近くに腕を持ってくると痛みが軽減することがあるため、こうした姿勢を好んでとることもあります。
肘内障の治療
肘内障の治療は徒手整復術が行われます。
整復術には、前腕を回内しながら肘を屈曲させる回内法と、前腕を回外位で肘を屈曲していく回外法があります。整復後には、物を取ってもらう、バンザイをしてもらうなどして手が動くかどうか確認します。
関連する傷病
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