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肘内障
俗に「腕(うでが外れた」、とか「肘(ひじ)が抜けた」と呼ばれる状態です。
少しでも動かすと、激しい痛みに襲われます。
1歳から3歳ころの子供に多く、肘内障になると突然に泣き出し、痛い方の腕を使おうとしなくなりな、触れられるのも嫌がります。
状況をうまく親に伝えられない年齢に多く発症しますが、肘内障は、「癖(くせ)」になりやすく、早め早めの治療をすることが大切です。
肘内障の原因
腕を引っ張られた
1歳未満では約1/4が、1歳以上では約1/2が肘を引っ張ったことで肘内障が引き起こされています。
腕とは前腕のことを指します。手を引っ張ることでも同じことが起きます。
転んで手をつく
手をついたと表現しましたが、お子さんが小さいとどう転んだか言えない場合も多いです。
ただ、何らかのことが起こり、肘の骨と骨の間に靭帯や筋肉がはさまってしまうようです。
寝返り(1歳未満に多い)
これは1歳未満、特に6ヶ月前後の乳児に多い原因です。
6ヶ月頃はちょうど寝返りができるようになる頃で、自力で起き上がろうとし、そのまま転がってしまったりします。
寝返りする時に肘を伸ばしたまま腕が体の下にはいりこんでしまうことがあり、これが腕をひっぱるのと同じ状況を引き起こします。
腕を引っ張られたというエピソードは、1歳以上では約半分を占め、最多の原因です。
しかしながら、文献的には約1/4のお子さんで原因がはっきりしないとされています。
実際に話を聞くと、「目を離した時に子供が突然泣いていたが、もしかしたら転んだのかもしれない。」
「いきなり泣いたので見に行くと、ソファの横で転んでいた」などという場合が多いです。
肘内障の症状
肘内障を起こすと関節に痛みを伴うため、泣き出す子どもが多いです。
また肘内障を起こすと腕が動かせなくなるので、片腕がだらんと下がった状態になります。
肘をやや曲げた状態でお腹の近くに腕を持ってくると痛みが軽減することがあるため、こうした姿勢を好んでとることもあります。
肘内障の治療
肘内障の治療は徒手整復術が行われます。
整復術には、前腕を回内しながら肘を屈曲させる回内法と、前腕を回外位で肘を屈曲していく回外法があります。整復後には、物を取ってもらう、バンザイをしてもらうなどして手が動くかどうか確認します。
関連する傷病
肘内障でお悩みの方は前橋市若宮町のアイメディカル鍼灸整骨院にお問い合わせください。
【前橋市アイメディカル鍼灸整骨院】
〒371-0032
群馬県前橋市若宮町4-5-5
【診療時間】
●月・火・木・金・土
10時00~13時00
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☎ 027-212-2299
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捻挫とは
捻挫とは、外力がかかることにより、関節を支えている靱帯や関節包などの軟部組織、軟骨が損傷することをいいます。
損傷の多くは、靱帯のゆるみや一部もしくは完全な断裂であり、X線(レントゲン)検査で写る関節の骨折や脱臼は含まれません。
捻挫の原因
捻挫は、足関節や手関節、肩関節や膝関節など、全身のあらゆる関節部位で起こります。
きっかけは、スポーツ活動中の激しいぶつかり合いや走っている最中の急な方向転換、交通事
故や転倒、日常生活中に段差を昇り降りしたときなど、さまざまです。
捻挫の多い場所
① 膝関節
膝の捻挫の中でもよく見られる内側側副靱帯損傷は、膝関節の外側から内側に向けて外力がかかることなどを原因として起こります。このような膝関節捻挫は、スポーツ活動中のジャンプ着地や急なターン、相手選手のタックルを受けた際などに起こることがあります。
② 足関節
足関節を内側にひねることによる捻挫は、足関節内反捻挫とも呼ばれ、スポーツ時や日常生活中など、さまざまな場面で数多く発生しています。足関節内反捻挫の場合は、足関節の外側、外くるぶしの付近にある外側靱帯がうち前距腓靱帯が引き伸ばされる、あるいは一部が切れることにより捻挫に至ることが多いとされています。
③ 肩関節
肩の捻挫の1つで、肩甲骨と鎖骨の間にある肩鎖関節の捻挫もまた、相手選手との接触を伴うコンタクトスポーツ時に起こることがあります。具体的な種目の一例としては、柔道やラグビーなどが挙げられます。
このほか、交通事故や転落、転倒時に肩の外側を強打することなども原因となります。
④ 首
首の捻挫である頚椎捻挫は、いわゆるむち打ち損傷(正式名称は外傷性頚部症候群)の病態の1つで、交通事故などの際、首の損傷を避けるために筋肉を緊張させる防御反応が起こることが原因となっています。
捻挫の症状
主症状は、患部の痛みと腫れです。痛みと腫れの程度は、靱帯の損傷が大きいほど強くなる傾向にあります。
捻挫の重症度や損傷部位などにより、関節のぐらつき(不安定性)や可動域の制限、内出血などが生じることもあります。捻挫による強い痛みや腫れなどの症状は、受傷してから数週間~数か月経つと和らいでいき、その後は運動時の痛みや不安定性が自覚できる主な症状となります。
捻挫の治療
①ハイボルテージ治療
ハイボルテージでは、捻挫、打撲といった急性外傷(ケガ)での鎮痛効果も期待できます。
急性期でも使用可能です。
鎮痛効果に加えて、患部への刺激による血流の促進で「浮腫の軽減」「治癒力の向上」の効果も期待できます。
②鍼灸治療
痛みや筋肉の緊張を和らげることを主体に、関節部や損傷した靭帯の部分に細い鍼や灸をすることで血流を良くし早期回復を目指します。
③運動療法
痛みの軽減と共に固まってしまった関節を動かしていき本来の可動域に近づけていきます。
関連ある傷病
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のぼせとは!?
「のぼせ」は「ほてり」とともに更年期障害の症状としてよく知られています。
突然顔や頭が紅潮し熱くなり(強い熱感)、発汗しや脈拍が増加するものを「のぼせ」、強い熱感が身体にも生じる場合を「ほてり」と呼びます。
更年期や卵巣を摘出した女性の6割が経験するといわれています。
頻度は数日に1回のこともあれば、1時間に1~2回と頻回に出現することがあります。
緊張した時や感情が高揚した時に起こりやすく、また睡眠中にも起こることがあるため、夜中に汗をかいて目が覚めることもあります。また、年齢に関係なく現代女性には手足が冷えているにもかかわらず、顔だけが熱くなる「冷えのぼせ」という症状が見られるようになっています。
“のぼせ”とは頭や顔などに“異常な熱感”を感じることをいいます。
熱感だけでなく、頭がぼーっとしたり、頭痛、顔面の紅潮、カラダのほてり、発汗、鼻血などの出血、動悸など、複数の症状を伴うこともあります。
のぼせの原因
更年期女性の「のぼせ」は、心理的ストレス、女性ホルモン(エストロゲン)が減少すること、体温調節や血管の収縮・拡張を調節している自律神経のバランスが崩れることが原因と考えられています。
① イライラのストレス
怒りでカーッとなると、興奮して顔が赤くなることがありますよね。
漢方では、赤色は熱を表す色と言われていて、過剰に精神状態が乱れると、カラダに過剰な熱をため込みやすくなると考えられています。
② ホルモンバランスの「更年期」
更年期の代表的な症状に“ホットフラッシュ”がありますが、これもホルモンの変化によって起こりやすい“のぼせ”のひとつです。
- 突然、のぼせを感じる
- 同時に発汗する
- 手足が冷える
③ 血流の滞り「冷えのぼせ」
足は冷えているのに上半身がのぼせる、お風呂に入るとすぐにのぼせるが、下半身は冷えている、暖房の効いた部屋にいるとのぼせて気分が悪くなる。そんなタイプに多いのが血行不良による“のぼせ”です。
④ 「カラダの衰え」
このタイプでは、のぼせの他に、手のひらや足の裏のほてり、耳鳴り、めまい、腰や膝のだるさ、口やのどの乾燥などの症状を併せ持つことが多いと言われています。
- 手のひらや足の裏がほてる
- 口やのどが乾く
- 腰や膝がだるい
のぼせの症状
- 顔がカーッと熱くなる
- 汗が止まらない
- 頭や首の後ろだけ熱くなる
- 発汗はなく、熱感だけ
- 体全体が熱くなる
- 熱感はなく、発汗だけ
- 上半身だけ熱くなり、下半身は冷たい
- 胸がドキドキする
のぼせの治療
当院では、のぼせの緩和に鍼灸治療をお勧めしております。鍼・灸による刺激には、自律神経系の乱れを整えたり、血流改善を促す効果が期待できます。
顔及び上半身側は熱さを感じるのに、下半身側は冷えているという状態(上熱下寒)を改善することで、身体の上下で偏りがちだった血液循環のバランスを整え、のぼせが出にくい状態にしていくことを目指します。
また、イライラ・動悸・めまい・頸肩こりなど、のぼせの出やすさに影響し得る数々の自律神経症状の緩和も、必要に応じて行って参ります。
関連する傷病
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